目のまえの奇跡と神秘

目のまえの奇跡と神秘
2006年11月、「大地・地球・自然」という題名でつくったページです。
ずいぶん前にサイトから消えていたのですが今回復刻しました。2010/08/17

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エンジェルファームの裏山から朝陽を見る

  すばらしい朝だ
  くり返しくり返し太陽は昇る
  しかしいつも新しい
  けっして古くなることはない

  ・・・毎日私は見ている
  それは常に新しい
  なにひとつ古くはない

  ・・・今朝もまた、存在の奇跡だ
  あらゆる瞬間に奇跡が起こっている
                OSHO『ゴールデンチャイルドフッド』

現代インドの禅師OSHOの、ある朝の言葉です。
インドのソクラテスと讃えられたJ.クリシュナムルティの
1983年4月18日の日記にもこんな表現があります。

  そして一日は始まった
  すばらしい日だ
  こんなにも新しく
  こんなにも新鮮で生き生きとし
  美しさに満ちている
  どんな過去の思い出もなく
  他に訪れるものもない
  新しい一日だ
  ・・・この途方もない光に圧倒されてしまう
  はじまりも終わりもないないように思われるこの創造
  ずるがしこい思考によらない
  新しい朝という創造
  それを見まもっていると不思議な気持ちになる
  今朝は、これまでけっしてなかったほど明るく澄んでいる
  青色の丘は下界を見おろしている
  今までになかった新しい一日が生まれる
                J.クリシュナムルティ『最後の日記』


あるインド人男性がこんなことを言いました。
「クリシュナムルティ先生、どうか奇跡を見せてください
あなたならできるはずです」。
クリシュナムルティはこんなふうに答えました。

  あなたがそこにいて、私がここにこうして座っている。
  これが最大の奇跡だ。

その男性は、例えば空中浮揚とか
何か固いものを念力で曲げるとか
腕時計や金粉などを手のひらに生み出したりするとか
病人を瞬時に治す力を見せて欲しいと思ったのでしょう。

ところがクリシュナムルティは、奇跡はすでに起きている、あなたの目の前に途方もない奇跡が起こっているではないかと言うわけです。宇宙という奇跡、私たちが意識を持って存在するという途方もない奇跡に気づきなさいということですね。その奇跡は過去形ではなく、今この一瞬一瞬に起きている。宇宙のどこかに巨大な男の人がいて、過去に「光あれ」と言ったから光があるのではなく、今この瞬間に光が創造されている。OSHOやクリシュナムルティは、その瞬間ごとの奇跡を感じてとっているのでしょう。

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朝霧 手前はエンジェルファームの菜園

目があって、見えるという奇跡。
耳があって、聞こえるという奇跡。
鼻があって、嗅げるという奇跡。
舌があって、味わえるという奇跡。
皮膚があって、暖かさや寒さや痛みや痒みや柔らかさを
感じることができる奇跡。

指があって、つかむことができる奇跡。
足があって、歩けるという奇跡。

口や歯や喉や食道や胃や腸があって
ものを食べることができるという奇跡。
便や尿を排泄できるという奇跡。
口や鼻や気管支や肺があって、呼吸できるという奇跡。
心臓があって鼓動する奇跡。
血管があって、血液が流れる奇跡。

脳があって、記憶したり考えたり想像したりできる奇跡。
お喋りしたり文字を書いたり読んだりできる奇跡。

笑ったり喜んだり泣いたり怒ったり悲しんだりできる奇跡。
誰かを好きになったり、愛しあったりできるという奇跡。
子供を産むことができるという奇跡。

生きているという奇跡。
死ぬという奇跡。

そして、それらのことをみる意識があるという奇跡・・・

私たちは、何か途方もなく素敵な奇跡や神秘を
与えてもらっている!

太陽という奇跡。太陽がもたらす光という奇跡。
地球という奇跡、大地という奇跡、植物という奇跡
それらがもたらす空気という奇跡。
雲という奇跡。雨という奇跡。雨がもたらす水という奇跡。
川、湖、海という奇跡。
無数の生き物たちという奇跡。
食べ物という奇跡・・・

驚くべき恵みを与えてもらっています。

それなのに、なぜ私たちは感謝を忘れ
無感動になってしまうのでしょうか?

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積乱雲 手前はエンジェルファームの菜園

私はアストロロジャーとして
東京でのべ10万人をカウンセリングしてきて
多くのかたがアタマのなかにいる、ということを実感しました。

アタマのなかのオシャベリが止まらないのですね。
とりとめなく様々な思いや考えや感情や言葉やイメージや、いろんな情報が交錯し、からまわりし混乱し、アタマのなかが東京の雑踏、地下鉄の満員電車みたいなことになっている人もあります。

それでもアタマは次から次へと目新しいお客さんを呼び込みます。もっともっと、と欲しがって、けっして満たされることがありません。アタマはいつも欲求不満です。

子供や夫や親や兄弟や友人に関する悩み、恋愛や結婚の迷い、仕事やお金の問題、カラダやココロの病気等々・・・様々な苦しみや悩みや心配を抱えて、たくさんのかたが私のところにみえました。みなさん自分が“被害者”だと思って。

夫、子供、親、兄弟、友人、ご近所、同僚、部下、社長、会社、学校、社会、大企業、政治家、国家に問題があるので、そのせいで自分が被害を受けていると思いこんでいるかたがほとんどでした。けれでもホロスコープをみると、私はいつも驚きました! 

そのかたが不当だと思われているその状況こそ、まさにそのかたが選択されているというか、自分がつくりだしている、生みだしていることがわかるのです。そのかたに必要な状況、必要なものがちゃんと与えられているのですね。

苦しい辛い嫌な状況を、わざわざ自分でつくりだすなんて考えにくいことでしょう。確かに、意識的につくりだしているわけではなくて、自分でも気がつない心の深いところ、魂の深いところが、そういう状況を選択しつくりだしている可能性があります。

角度を変えてみると、そのかたの深い本質に応じた状況、必要な状況、必要なものが宇宙からちゃんと与えられているのだと言うこともできます。光や空気や水という恩恵が与えられているみたいにです。

苦しい辛い嫌な状況・・・そこから目をそむけないで深く見つめていくと、きっとそれが貴重な気づきや発見、学びをもたらしてくれます。他でもないその気づきや学びこそが、自分を成長させてくれ、結果的に“状況”を変えてくれることになるかも知れません。あとになってみれば、苦しい辛いと思っていた状況に感謝することだってあるでしょう。この地球というお教室で、魂が学ぶために与えられた貴重な状況であったということです。

でもアタマは不満です。アタマは不服を言い続けます。私の耳はものすごい量の不平・不満を聞きました。

アタマは、恵まれていること、生かされていること、与えられていることに目を向けることより、不足感ばかり感じてしまうのです。本当は奇跡が起こっているというのに。本当は素晴らしいことが起きているのに。今ここに神秘があるというのに・・・。

アタマのオシャベリのなかにいるかぎり、ひとつの問題が解決しても、また次の問題が生じてきます。次々と問題が生まれ、きりがありません。解決したと思っていた同じ問題が復活してくる場合もあります。そうして同じ問題について、何度も相談に来られるたも多くありました。大分に来る直前の私は、そういったきりのない問題をお聞きすることに疲れ果てていたと思います。

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改装前のエンジェルファームのスクール2006/07/08

透きとおるような青空、純白の雲、澄んだ空気
清らかな湧き水、緑豊かな大地、蝶の舞い、鳥のさえずり
星のきらめく夜空、深い静けさ・・・

エンジェルファームでは、私が拙い言葉で語らなくても、太陽や月や星々、花々や鳥たち昆虫たちが語ってくれるので幸せです。

エンジェルファームの講座では、できるだけ大自然にふれ、自然の恵み・豊かさを実体験していただけるように考えています。そうして受講生のみなさんが、イキイキとした開放感を味わったり、ほがらかになったり、目の輝きが変わっていったりする様子を見てきました。深刻な問題を抱えて来られたかたが、久住高原を散策しただけで、“ちっぽけなことに思い悩んでいた”ということに気づかれることもあります。

久住連山
久住連山

みなさんをお連れしたいスポットがいくつもあります。大分県の内陸地方は過疎・高齢化が進み、観光化もあまりなされていません。それゆえに野性的・原初的な豊かな自然が残されています。日本にもまだそんなところが残っているのですね。

人がふみ荒らさず深い静寂があって、手がピリピリするような波動を感じるポイントがあります。それは文字や言葉で伝えることはできません。実際に体験していただくしかありません。それがレイキの原体験になります。日本伝統霊気の始祖・臼井ミカオ先生も鞍馬山の山中で瞑想修行されたのでした。

東京時代の私は、ビルの一室でレイキヒーリングの講座もひらいていました。今は、大自然のなかでレイキを実感していただくことができて幸せです。都会のビルのなかでは難しかったことが、今は容易です。

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阿蘇久住高原の夕陽

私たちは科学の素晴らしさ
産業革命の素晴らしさを知りました。
それは豊かさ、快適さ、便利さ、安全をもたらしてくれました。
飛躍的な進歩ですね。
ガス・電気・水道・洗濯機・冷蔵庫・掃除機・テレビ
自動車・飛行機・パソコン・携帯電話・・・
本当にありがたいことばかりです。

ところが一方で、幸せや歓び、豊かさを実感できなくて
自殺や殺人や犯罪が増しています。
カラダとココロのやまいが増えています。
子供たちの体力が低下し、子供たちの犯罪も増えていく。
川や湖や海や大地が汚染され、たくさんの生物種が絶滅し
私たちの飲み水や食べ物が汚染され
母乳や羊水が汚染され
世界中で森林が破壊され
毎年、四国と九州をあわせた面積が砂漠化しています・・・

自分で自分の首をしめているみたいです。
私たちは自然界の一部ですから
自然を破壊することは、自分を破壊することです。
与えられた豊かな恵みを、自分たちで破壊しているのですね。

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エンジェルファームの裏山から見た月の出(満月期)

「生まれてから一度も日の出や日の入りを見たことがない」
そういう小中学生が過半数をこえたといいます。
「木の実や野草を取って食べたことがない」
「涌き水を飲んだことがない」という子供が
都市で約60%、郡部でさえ約50%だそうです。
天の川を見たことがあるという子供も2割程度といいます。

そんなふうに文明はますます自然から遠ざかっていくのでしょうか? 
ますますアタマ偏重の文明が進行するのでしょうか?

どうやって創造の偉大さや尊さにふれたり
感謝や感動、畏敬の念を学ぶのでしょうか。
どうやって生命の神秘、宇宙の神秘にふれるのでしょう。
目のまえに起こっていることの素晴らしさや奇跡や神秘に
どうやって気づくことができるのでしょう・・・

私たちエンジェルファームの使命・仕事はそれでした。
大自然の豊かさが残るこの地方にやって来た意味はそれだったのでしょう。


  そして一日は始まった
  すばらしい日だ
  こんなにも新しく
  こんなにも新鮮で生き生きとし
  美しさに満ちている      
                 J.クリシュナムルティ

  ・・・今朝もまた、存在の奇跡だ
  あらゆる瞬間に奇跡が起こっている
                 OSHO

 
これは現代文明がめざしてきた物質の豊かさとは全く別種の豊かさです。

大自然と私の内側を貫くこの瞬間の奇跡に
耳をすませていたいと思います・・・

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竹田市・くじゅう花公園にて 2006/10/17

香山桂子

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