ツマグロヒョウモン
Indian Fritillary

2017年8月12日、イヌザンショウで吸蜜するツマグロヒョウモンのオス。下の写真も。豹紋つまり豹柄の美しい蝶です。

2017/08/12

2017/08/12

2017/08/12 イヌザンショウです。植物名にイヌがつく場合、役に立たないという意味か、単に馬鹿にしている。馬鹿という言葉も、馬と鹿を馬鹿にしているわけですが。確かにイヌザンショウはサンショウ系の香りはするんですが、料理には使えないかな。果皮は古くから打撲、捻挫などの湿布剤として使われてきたそうです。

2017/08/12 荒地で猛々しい雑草にまぎれていたイヌザンショウを見つけて掘り取って庭に植えました。イヌザンショウの花にはニホンミツバチも吸蜜に来ます。果実はヒヨドリ、ムクドリ、キジバトといった野鳥たちが好んで食べます。だから「イヌ」といって、馬鹿にする必要はないんです。イヌザンショウは充分、地球生態系の役に立っています。

2020/09/10 こちらがメスのツマグロヒョウモン。西洋ニンジンボクで吸蜜。オスの柄とはずいぶん違っています。別の蝶だとしてもおかしくない。男女差がありすぎる蝶です。

2021/09/22 西洋ニンジンボクで吸蜜。下から見上げた姿。11月21日になっても、きれいな姿です。

2020/09/10 西洋ニンジンボクで吸蜜するオス。太陽の光の影響で全体にオレンジ色がかって見えています。

2013/05/12 シダの葉で休むオス。下も

2013/05/12

2020/11/21 ツマグロヒョウモンは11月になっても見かけますが、こんなふうにきれいな姿で死んでいる姿も見かけます。幼虫の食草はスミレだから、スミレに卵を産みつけたことでしょう。春になったらまた再会しましょう・・・

2012/11/20 こちらは羽がボロボロになっていました。しっかり生き抜いて寿命をまっとうしたのでしょう。