ゲジゲジ
House Centipede

ゲジゲジ、正式には「ゲジ」らしい。上の写真は2014年5月6日撮影。5月19日のブログにこう書きました。

自然が豊かであるということは、綺麗な蝶や花がたくさんあるということではなく、生物相が多様である、様々な生き物が共存しているということです。 東京出身の桂子は大分の大自然のなかに来るまではこれを見たことがなかった。

実は関西出身の私も実物をみたことがありませんでした。 足が15対、つまり30本もあります。 このときは桂子が見つけました。ゲジゲジです。

今もそう見かけるわけではありません。桂子はこのゲジゲジを逃がすように言いました。 見かけは気味悪いのですが、意外に弱い生物で、ハエたたきで軽くたたくと簡単に死んでしまいます。

ゲジゲジの見かけが気持ち悪いというのは、人間にとって気持ち悪いだけであって、人間中心のものの見方です。 ゲジゲジにとっては人間こそ気持ち悪い暴力的な存在でしょう。ハエたたきを振り回して攻撃してくる悪魔のようなやつだと思っているでしょう。

実はゴキブリやシラミやダニを捕食するので本当は益虫です。気持ち悪いと決めつけすぎかも知れません。 それにしても東京から来たころ桂子はミミズすら気持ち悪いと言っていたのに、今ではゲジゲジを見逃す余裕です。





感動しました。最近、平坂寛さんの動画を発見して、ひたすら尊敬しています。顔に這わせるとか、毒に刺されるとか、これはマネできない。並外れた生物愛と、毒虫に刺される勇気と冷静さです。毒の回り方を冷静に観察されている。

私も毎年のようにハチに刺されるので、痛みがわかります。あえて自分から刺されようとは思いません。精神的にも強いというか、強い意志をお持ちなんでしょう。ひたすら感服しています。