日本最大のテントウムシ、ハラグロオオテントウ
Callicaria superba

みんなが知っているテントウムシというのは「ナナホシテントウ」・・・小さな赤いカラダに黒いドットが7つあるテントウムシです。自然の豊かなところに暮らしていると、黄色いテントウムシや黒地に赤のドットみたいなテントウムシとも出会います。

ところがこのハラグロオオテントウを知る人は少ないと思います。私も知らなかった。まずデカイ。普通のテントウムシの3倍ぐらいはある。ピンボケの写真しか撮れなかったということのないように、「ヘタな鉄砲数打ちゃ当たる作戦」でガンガン連写しました。2020年6月13日です。

6月19日のブログにこう書いています。

ちゃんとした写真を撮らなくてはと思い連写モードで撮りまくったら、146枚でした。

検索して調べると、ハラグロオオテントウという名前。やはり珍種であり、長野県・大阪府・和歌山県・熊本県・宮崎県では準絶滅危惧種に指定されている。隣の熊本県や宮崎県が・・・

このテントウムシを初めて見て驚いたひとが、ネット上に「新種」だとか「突然変異」だと思ったと記述されています。私もそうかも知れないと興奮しました。桑の木にいるクワキジラミを捕食するそうです。エンジェルファームには桑の木が一本ありますが、桑を植えている家は少ないかも知れません。

「ハラグロ」という名前ですが、別に腹黒いひとではありません。お腹が黒い、ただそれだけです。それにしても、他のテントウムシのお腹も黒いので、よくわからないネーミングだなーとは思います。

最近、過去の写真を整理していると、2013年5月7日にハラグロオオテントウの写真を撮っていました。母の認知症対策でアタマがいっぱいだった時期だから、テントウムシのことまで興味を持てなかったか、後で調べようと思っているうちに忘れてしまったのかも知れません。

千葉日報にこんな記事がありました。

害虫のアブラムシをナナホシテントウに捕食させる駆除方法を研究する柴崎さんは「もしかしたらハラグロオオテントウにも応用できるかもしれない」と意欲。清水准教授(千葉県立農業大学校病害虫専攻教室)も「体が大きいだけアブラムシをたくさん食べるはず。研究する価値はある」と背中を押した。