月と暮らす Vol.1
Living with the moon
ふと見上げた青空に月。2014年5月10日、午後6時49分。
飛行機雲が目に入る。その先端には大空を猛スピードで横切る航空機。午後6時51分。
午後6時51分。航空機は月の方向に進み、あっというまに月を横切る。
午後6時52分。月を去り飛行機雲を残しました。惑星地球に立つ私の眼球が、月と航空機が交差する一瞬を目撃しました・・・
人間の一生なんて、宇宙の歴史から見たら一瞬でしかない。宇宙が生まれ、地球が生まれ、地球に生命が生まれ進化し、やがて哺乳類が生まれ、500万年まえに人類が生まれたという。月の誕生は地球と同じ45億年まえ。ライト兄弟による世界初の有人飛行機の成功は1903年だった。
ともかく2014年5月10日午後5時10分、地球に立つ進化した哺乳類の私はふと青空を見上げて、そこに月が浮かんでいるのを見ました。次の瞬間、進化した航空機が月球を横切った。
その一瞬に起きたことは、その人の捉え方によって、平凡なあたりまえの退屈な日常ともいえるし、底知れない奇跡ともいえます。
それは、古池とそこに飛び込むカエルとその音を聴く芭蕉の交差(古池やかわず飛びこむ水の音)と同じような瞬間だと思います。法隆寺という聖地で柿の実とそれを食べる子規と鐘の音の交差(柿食へば鐘がなるなり法隆寺)もそのような瞬間だったと思います。
平凡で退屈な日常ともいえるし、人知を超えた深い神秘であるともいえます。
その日の夕方、フォトショップで拡大。こんな天体が毎日、空に浮かぶ不思議・・・
航空機の拡大。人がたくさん乗ったこんな鉄のかたまりが空を飛ぶこと、現代人はあたりまえのことと思っていますが、ほとんどの時代の人たちは、ただ驚愕することでしょう。ありえない奇跡だと思うはずです。神だと思うかも知れません。
それにしてもライト兄弟の原始的な飛行機が急激に進化し、短期間で宇宙飛行までできる時代になったこの劇的な進歩。約5億4000万年前に起きたカンブリア大爆発に匹敵するのだと思います・・・・・ホモ・サピエンスによる現代文明の大爆発です。
それが今、地球をゆるがせています。古生代カンブリア紀に爆発的に生まれた多様な生物の子孫たちが、現代文明の爆発的進化によって絶滅または絶滅しつつあります。
この高度に発達した技術力を、国同士、民族同士の殺し合いに使うこともできる・・・・・けれど弓矢や刀で戦っていた時代ではありません。最先端の武器を使用すれば、お互いを一瞬に絶滅させることができる・・・だけでなく他の生物にも多大な迷惑をかけ
地球にも大きな被害をもたらすでしょう。
技術力が爆発的に進化したことは素晴らしいですが、愛や慈悲や瞑想性の成長がともなっているわけではないので、今の人類がこれほどの技術力を持つのは危険なことでもあります・・・
2014/10/08 18:59 この夜、皆既月食を鑑賞しました。月食のメカニズムについて科学的に説明できる。としても、広大な宇宙空間に太陽、地球、月が浮かび、それぞれ正確に運行し、三つの天体の間で正確なバランスが保たれていること、ものすごく不思議ではないですか? そんなことがどうして勝手に起こるのでしょうか? そもそも、どうして宇宙は生まれ天体が生まれたのか? なぜ宇宙は存在するのか?
2014/10/08 19:29 大爆発から始まったとして、誰がその爆発を起こしたのでしょうか? 爆発というなら・・・たとえば原子爆弾の爆発を考えたら、それは破壊的なものですが、どうしてカタチの整った天体たちが生まれ、それらがバランスよく配置され、正確に回転しているのか? どうして混沌としていないのか? どうしてムチャクチャではないのか?
2014/10/08 20:53 宇宙、天の川銀河、太陽、地球、月・・・月食のこの夜、ひたすら畏敬の念を感じました。航空機を生み出したことはすごいことではあるけれど、宇宙の奇跡を想うと、ちっぽけなことかも知れません・・・・・
2014/10/08 22:05 月を見る眼球、その映像を分析できる脳、地球に立つ足、呼吸する肺、血液を循環する心臓と血管・・・・・宇宙と同じくらい私たちは素晴らしい。奇跡としかいいようがない。どうしてムチャクチャではなく、素晴らしい精緻なシステムを持っているのだろう? そのようなものが作者がなく勝手にできたと、どうしていえるのだろう?
2020/011/18 17:45 何でもわかったという「驕り」によって、大自然への畏敬が失われる。ただのメカニズムなんだよ。すべては機械のようなものなんだ。犬は機械だ。だから犬を殺したって罪悪感を持たなくていい、それが近代哲学の父、デカルトの声明でした。
その声明の行きつく先は、犬とみなした人々をガス室で殺したり、犬とみなした人々のうえに原子爆弾を爆発させても、それは正義であるという哲学につながっていく・・・・・
2020/08/28 17:08 月経とか月のものという。それは女性の生理と月の満ち欠けの周期が同じあるということを意味します。空に浮かぶ月がわれわれのカラダに影響している。古今東西、あらゆる精神文化が月は人間のカラダだけでなく精神に影響しているといっています。科学はこれを認めていませんが。
私たちはこういうところに長く暮らして、毎日月の様子を観察し、自分の様子も観察してきましたが、月は明らかにカラダや精神に影響しています。これは不思議なことだとは思いません。当然のことではないでしょうか?
2020/05/07 20:23
2020/04/07
2019/12/03 17:50
2019/11/29 17:54
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2019/05/21
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2012/01/02
2011/09/12