オオイタサンショウウオ
Oita Salamander

2008年6月18日撮影。下はそのアップ。裏庭の小さな池(現在はない)で見つけました。その日のブログにこんなふうに書いています。

エンジェルファームの裏庭の小池には 現在、数十匹のオタマジャクシが生息しているのですが オタマジャクシに混じってサンショウウオみたいな生き物を発見。 網で捕まえて、白いお皿に入れて写真を撮りました。 体長は約4cmぐらいで、じっとしてくれません。 ウーパールーパーに似ているとは思いながら この写真があれば、何というサンショウウオかわかるだろうと 思ってネット検索しました。

ブログはこんなふうに続けています。

調べてみると、驚いたことにやっぱりウーパールーパーでした。ウーパールーパー・マーブルという名前で熱帯魚店等で販売されているものでした。ウーパールーパーというと、普通はピンク色か白のイメージですが これはワイルドな品種なんだそうです。オタマジャクシの色と同じですね。それにしても、なぜウーパールーパーがエンジェルファームの小池にいるの???

二日後のブログで書いています。

裏庭の小池で発見したウーパールーパーの謎が解けました。ウーパールーパー・マーブルとそっくりですが、それがサンショウウオの幼年期の姿でした。ウーパールーパーはメキシコのサンショウウオです。 それが珍しいのは、大人になっても幼年期の姿のままなんですね。だから、日本の幼年期のサンショウウオは日本のウーパールーパーと言えるでしょう。多様な生命との共生をめざしてエンジェルファームをつくってきたので、こういう生き物が小池に現れたことがうれしい!

サンショウウオはウオというけれど、ご覧のように手足があって魚類ではありません。魚の特徴と陸上生物の特徴を兼ね備えています。カエルやイモリなどと同じ両生類です。水に住む魚が陸上に上がっていく、その進化の途上の形体を とどめる生物なんですね。外国から輸入しなくても、日本にもウーパールーパーが自生している! みんなで自然を大切にして、彼らを可愛がりましょう。

2008/06/23 裏庭の小池に棲息する様子が撮れました。

2010/08/10 裏庭に隣接する裏山の腐葉土のなかにオオサンショウの大人を見つけました。その日のブログにこう書きました。

どうかキモチ悪いなんて言わないでください。今朝発見し、私は大感動しました。大分市で天然記念物とされているオオイタサンショウウオだと思います。絶滅を危惧されている生物でもあります。 それがエンジェルファームの裏山で見つかったのです。エンジェルファームでは生ゴミは畑に設置したコンポストで堆肥化します。堆肥化を助けてくれる素材として裏山から腐葉土を採ってくるのですが サンショウウオはそのなかにいました。

オオイタサンショウウオが棲息していた腐葉土です。

とりあえず近くにあった金ダライに入れて写真を撮り、すぐに元の腐葉土にもどしてやりました。ブログには次のように書いています。

このような生命体も棲息できる・・・多様な生き物が共存できる環境こそ「エコ」とか「ナチュラル」というべき環境でした。彼らが死滅してしまう環境というのは、 やがては人類も健康に暮らしていけなくなる・・・やがてはではなく、今起きていることですね。

オオイタサンショウウオは大分県全域と、熊本県、宮崎県、高知県の一部にのみ分布する日本固有種。熊本県、宮崎県では絶滅危惧1種、大分県では絶滅危惧2種に指定されています。現在、エンジェルファームの裏庭の池は埋め戻していますが、オオイタサンショウウオの保護を考えると、池を復活させてやった方がいいのでしょう・・・

大分県佐伯市の城山のオオイタサンショウウオは大分県天然記念物に指定されています。大分市霊山寺弁天池の個体群と生息地が大分市の天然記念物に指定されています。私たちが住む竹田市でも天然記念物にして欲しいものです。