スーパーマーケットの衛生的な売り場に並んでいるきれいな野菜しか知らないと、野菜が生命体であることを忘れてしまう・・・私が都会に暮らしていたときそうでした。植物にも意識や知性があることなど思ってみなくなります。
でも自分の手で土に触れ、植物が生長するさまを毎日見まもってみると、工業製品やプラスチックの造花などとは全然違う「生命」であることがわかります。
ジャガイモの芽はよく知られていますが、サツマイモから芽がでるのを見たことがありますか? 食べ忘れて放っておくと写真のように芽が出てきます。イモが生きているからです。水やりをしなくても芽が成長します。
大きいポットに土を入れイモをさしておくと葉が茂っていきます。普通の植物の苗を育てるように水やりもします。
ふつうは伸びたツルを切って挿し木するような感じで畝に植えるんですが、試しにポットから抜いたそのままを植えてみました(2020年)。「トンボ」と呼ばれる非常にマイナーな植え方をマネしてみました。
10月29日、このイモを掘ってみました。ものすごくツルが繁茂して雑草を寄せつけない猛々しさだったので、ほとんど世話せず植えっぱなしでした。そのわりには良くできたと思いました。
もっと掘って土を落としてみました。
真正面のイモが植えた親イモです。親イモが残っているなんてジャガイモ栽培みたいです。以上、芽が出たイモを植えて収穫できるかどうか、遊びで試みましたが、園芸店でイモのツルを買って植えたほうが手間もかからず収穫もいいかも知れません。
サツマイモは芽が出るまえに食べましょう!(笑)