Cicada

Music by Lee Rosevere : 5 Minute Meditations “Purple and Gold”


セミのオスは大きな声で鳴きます。ということは自分の所在を天敵に知らせることにもなり、実はたいへん危険な行為でもあるわけです。だからでしょう、彼らは非常に注意深くもあります。写真を撮ろうと近づくと、さっと逃げていきます。というわけでセミの写真はほとんど撮れませんでした。
ミンミンゼミもヒグラシも撮ったことがありません。セミのメスは大きな声では鳴きませんが、鳴かないとなると擬態がうまいセミを見つけるのは、ほとんど不可能。

2014/08/12 アブラゼミのオスとメスの出会い(トップの写真から始まります)。小さい方がオスだと思います。撮ったのは2014年で、よく撮れたと思います。こういうのを撮れたのはこのとき一回きりです。

お互い気に入って抱擁し合うことができた。

交尾ができた。アブラゼミは6年ぐらい地下で幼虫期を暮らす。地上に出て羽化してから約1カ月しか生きられない。

パートナーを呼ぶためにあれだけ大きな声をあげているわけです。見つかってよかった・・・

2014/08/13 玄関先でアブラゼミが羽化したばかりの姿を見つける。写真に撮れたのはこの一度きりです。セミの羽化の様子に立ちあったことがありますか? 教科書の知識なんかぶっとびます。暗記しているかどうかだけを試す試験なんか、つくづく無意味だと思います。これは知識ではない。神秘に立ちあう驚き・感動です。なるほど、そういうのは点数にならない・・・そしてお金にならないということなのでしょう。けれど本来わが国の文化はけっしてそういう浅ましいものではなかった・・・

2016/07/23 バラの支柱に羽化したばかりのようなアブラゼミ。

向きを変えて撮りました。これはオスですね。それにしても、前後左右360度、よく見えそうな眼です.。

羽化したばかりというのは蝶もそうですが、ほおーっとしている。そういうときしかちゃんと撮れません。

拡大すると左右の複眼の間にある三つの単眼が鮮明。私にとっては奇跡の瞬間でした。

2020/06/30 ピーマンの葉の裏でじっとしているニイニイゼミ。じっとして逃げないので撮れました。羽化したばかりだと思います。生きているニイニイゼミの写真はこれだけです。

2014/09/17 キンモクセイの幹だと思うんですが、上の方、眉毛と目に見えます。その下にツクツクボウシがいます。ツクツクボウシより眉毛と目の方がインパクトが強い。

羽が透明というのは最高の擬態方法だと思います。鳴かずにじっとしていたら、まず見つかりません。

2014/09/17 同じツクツクボウシ、角度を変えて撮りました。

2006/08/14 2006年にもキンモクセイの幹にいるツクツクボウシを撮っていました。