シマゲンゴロウ

シマゲンゴロウ
Hydaticus bowringi Clark

2012年10月12日撮影。その日のブログにこう書いています。

エンジェルファームの小池(3m×1m)の水を抜いて掃除したら、シマゲンゴロウが一匹見つかりました。 東京都や神奈川県、石川県、富山県では絶滅危惧1類(絶滅の危機に瀕している種)。福岡県、熊本県、長野県では絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)。宮崎県、千葉県、埼玉県、香川県、北海道で準絶滅危惧種に指定されています。

まだ子供ですが、絶滅しかけているこの希少種がどうやってこの池に来たんでしょうか。やっぱり飛んできたんでしょうね。こんな子供がひとりで飛んできて、孤独にひとりで暮らしていたなんて・・・

この小池、ここから何百mか離れた湧き水(集落の飲み水)の余り水が流れるしくみになっており、塩素が全く添加されていないのはいいんですが、実はコンクリートで固められた池で、自然な池ではありません。

ビオトープとはいえない造りになっています。 来年は絶滅しかかっているような水生昆虫のために、コンクリートを壊して、本物のビオトープ池を造るしかないなーと考えています。“コンクリートからビオトープへ”

シマゲンゴロウ

上のブログを書いた時点から状況は悪化し、東京都で全滅。隣の福岡県は絶滅危惧1類に悪化しています。

ブログでは「子供」と書いていますが、シマゲンゴロウはかなり小さなゲンゴロウなので、大人だったかも知れません。

ブログで書いている「ビオトープ池」は実現していません。2015年に池を壊して、現在は薔薇を植えています。今年こそビオトープ池を造りたい・・・。(2022/02/01)