ツマグロキンバエ

ツマグロキンバエ
Stomorhina obsoleta

2021年7月6日、ハスの花で食事するツマグロキンバエ。長い口吻で花粉や蜜をなめている。小さい(5~7mm)し地味だから、この子たちのことを知るひとは少ない。

ハエというと、動物の糞や死体や人間の食べ物に付いたり、感染症を媒介したりするので、一茶のようなひと以外は、嫌悪するひとがほとんどだと思います。

けれどこのツマグロキンバエのように、花で食事しポリネーター(花粉媒介生物)として生態系で重要な役割を荷っているハエの仲間がたくさんいます。

どういうポリネーターがハスの花に惹かれてやって来るのかと思ったら、写真映えのしないツマグロギンバエや蟻サイズのごくごく小さなハナバチでした。

ツマグロキンバエ

2021/07/06 花の中心部に大きな花托(かたく)があって、そこからメシベの先がのぞいている。そこにある蜜をなめているのでしょうか?

ツマグロキンバエ

2021/07/06 オシベの花粉をなめているのでしょうか?

ツマグロキンバエ

2021/07/06 ピンク花のスイレンのオシベで食事。

ツマグロキンバエ

2021/06/26 ハスノオシベで食事。

ツマグロキンバエ

2021/06/11 ヤグルマギクのオシベで食事。