[閲覧注意]ヤマカガシ
Tiger keelback

2024/10/16
ヤマカガシは撮影したことがなかった。というのも、私はカメラを持ち歩かない。ヤマカガシと出会うことがあっても、カメラを取りに帰るまでもない。 彼らは瞬時に逃げる。でもこの日、庭で逃げないヤマガガシを見つけた、と思ったら死亡していた。

死亡原因はわからないけれど、首のつけ根付近が少しくぼんでいるように見える。ひょっとしら野良猫にネコパンチされたか? 

「カガシ」はヘビの古語だという。「ヤマカガシ」は山のヘビを意味するというけれど、私は山でヤマカガシを見たことがない。主にカエルを食料とするというからやはり水田の近くに出没するのだと思う。

だから水田の無い都市部では姿が消えている。「日本のレッドデータ 検索システム」によると、 東京都で絶滅危惧2類、山形県、福島県、栃木県、埼玉県、千葉県、京都府、大阪府、奈良県、愛媛県で準絶滅危惧種に指定されている。



死んでいなかったら、こんなに近くから撮れなかった。以前は無毒種とされたいた。1974年に有毒種に指定されたという。ヤマカガシは逃げ足が速いので、私は怖がらないようにしているんですが、まれに凶暴な個体がいるそうなので注意が必要です。

それにしてもこのヤマカガシ、口のなかに土のようなものが入っているのが不思議でした。アリが口や鼻の孔を出入りしていた。何か悪いものでも食べたかなとも思いました。

気色悪いものを見せてしまってすみません。
蝶々や薔薇の花だけが自然界に存在するのではなく、ヤマカガシたちも自然界の生息者です。私たちと同じように生があり死がある。 畏敬の念をもって写真を撮り、このページを作りました。南無山川草木虫魚蛇悉皆成仏!