コシマゲンゴロウ

コシマゲンゴロウ
&コガタノゲンゴロウ
Hydaticus grammicus
& Cybister tripunctatus lateralis

2019年9月11日、イタリア製の多目的バケツに水をはっておいたら、コガタノゲンゴロウが棲みつきました。ふとみると泳ぐコガタノゲンゴロウの背中にコシマゲンゴロウがつかまっています。どうして背中のうえに乗っかっているのかはわかりませんが・・・

コシマゲンゴロウ

コシマゲンゴロウは東京都で絶滅種となっています。松山市のレッドデータブック2012では絶滅危惧2類に指定されています。松山市のレッドデータブックのサイトは見識が高い。品種ごとに執筆者の名前が明記されています。生息状況と減少の要因についての説明もあります。

コシマゲンゴロウ

松山市のレッドデータブックは生息状況についてこう書いています。

かつては市内どこにでも見られる種であったが、近年の減少傾向が著しく、現在は局地的にしか生息が確認されなくなった。生息地の個体数は少なく、昔のように多数の個体がまとまって採集されるような場所はほとんど残っていない。水田に依存しているため、水田農法や農薬の変化により、さらに激減してしまう恐れがある。

減少の要因については、

開発による生息環境の激減、水田農法の変化、農薬散布、灯火の設置などが要因だと考えられる。

コシマゲンゴロウ

スイレンやハスを株分けして育てようよ思っていたんですが、なかなか手が回らなくて、水だけはっていた。そこにこうしてコガタノゲンゴロウやコシマゲンゴロウが勝手に棲みついていることに驚きました。ちゃんとした池を作ってやったら、激減している水生生物を守れるのに・・・と思いました。

コシマゲンゴロウ

右目に泡が付いています。

コシマゲンゴロウ

コガタノゲンゴロウは光の角度によって、様々な表情を見せます。

コガタノゲンゴロウ
Cybister tripunctatus lateralis