
2021/04/05 エンジェルファームのブロッコリーの花で吸蜜するニッポンヒゲナガバチ。ペ-ジのトップはこの写真の拡大です。

上のニッポンヒゲナガバチの背中からのカット。

ハナバチたちは羽4枚で飛ぶんですが、前羽のすじ=翅脈(しみゃく)の赤く示した部分、これを肘室(ひじしつ?)と言うらしい、ここが三つに分かれていたらニッポンヒゲナガハナバチ、二つに分かれていたらシロスジヒゲハナバチだという。
私が撮った写真を確認すると、二つに分かれているものは無かった。あるいはその部分が撮れていなかった。シロスジヒゲハナバチだと判定できる写真は無かったということです。肉眼では見分けられないので「写真判定」しかありません。
それにしても、シロスジヒゲナガハナバチというのだから、白系のヒゲナガなのかなと思うでしょ。違うんです。ニッポンヒゲナガバチにも白系がいて、シロスジヒゲナガハナバチにも茶系がいる。見た目がまったく同じだったりする。
ニッポンヒゲナガハナバチとシロスジヒゲナガハナバチは、肘室以外の見た目が同じで、生態もふるまいも同じだという。だったら二人ともニッポンヒゲナガハナバチでいいと思うんですが、素人考えでしょうか?

2021/04/05 別のニッポンヒゲナガバチ。この子も大きな花粉団子を運んでいます。子供に食べさせるようです。

2021/04/09 こちらが触角の長いオス。

上の写真の拡大です。オスは特に気まぐれで撮るのが難しい。ミツバチなら花の一株でしっかり吸蜜するので、狙いをつけたらたくさんのカットが撮れるんですが、ヒゲナガバチのオスは急に他所に飛んでいってしまい、地面すれすれをうろちょろ飛び回ったり、急に停止しホバリングすることもあります。

2021/03/15 ブロッコリーの開花。ブロッコリーの食用部分はツボミのかたまりです。メインのツボミのかたまりを収穫したあとも、脇からツボミがでてきて、それもいただきます。
充分いただいたら、ハナバチの食用になるよう花を残します。刈り取らずに残すことが「ビー・ブレンドリー・ガーデン」・・・ハナバチに優しい庭 Bee Friendly Gardenの考え方です。

2021/04/07 満開のブロッコリー。庭を彩る観賞用の花としても楽しめます。

2021/03/22 桃の花を撮っていたら見つけました、桃の花芯に潜んでいました。こういう潜り方はミツバチにはありえません。寒のもどりの冷たい強風が吹き荒れていたので避難してしたのかも知れません。
ミツバチは蜜を求めて花から花へ、せわしなく働いて、じっとしていませんがこのハナバチは、翌日も同じところにいました。それが下の写真です。休憩をとっているミツバチを見たことがないんですが、ヒゲナガバチがサボっている姿は目にします。

2021/03/23 おっとりしたところがあるので、こういう気ままな単独生活をするハナバチたちは働きバチのミツバチに負けてしまうのだと思います。庭で趣味の養蜂を始めると何千ものミツバチが勤勉に仕事をするから、こういう子たちは去っていくらしい・・・それを研究したのが下の論文です。
【Nature】2021/02/05 養蜂の巣箱は、野花エリアに関係なく、農場での野生のハナバチの数、種の豊富さ、および果実の数を減らします

上の写真の横からのカット。

2021/03/23 今年は玄関前にムラサキハナナを植えたので、この花に来るヒゲナガバチの写真をたくさん撮りました。

吸蜜を終えて少し頭を上げる。

2021/04/05 ムラサキハナナで吸蜜するニッポンヒゲナガハナバチ。

上の子が飛び立ったところ。

上の子が新しい花で吸蜜。

2021/03/26 ローズマリーの花で吸蜜。

2021/03/31 ローズマリーの花で吸蜜。

上の子。

2021/04/10 フジの花で吸蜜する白系のニッポンヒゲナガハナバチ。こういう子がシロスジヒゲナガハナバチだというのならわかるんですが、この子の肘室も三つに分かれていました。

上の子。

上の子が飛び発つ。

2018/04/18 三年まえも同じような写真を撮りました。

2018/05/24 ムシトリナデシコで吸蜜。

上の子。

上の子。

2019/06/01 リナリア・パープレアで吸蜜。この子の肘室は未確認。