英語ではWorld Bee Day。このBee=ミツバチ Honey bees ではありません。花粉を運ぶ花蜂たちを指すようです。花蜂のなかにはミツバチと共にマルハナバチ Bumble bees やクマバチ Carpenter bees、それと単独性ハナバチと呼ばれる多様な蜂たちが含まれます。
特にヨーロッパでは、マルハナバチは花粉媒介を行う益虫として、日本よりはるかに重視され親近感が強いそうです。日本ではマルハナバチやクマバチに馴染みがない人が多いので、「世界ミツバチの日」と訳しているようです。生態系で彼らが果たしている重要な働きについて、あまり知られていない・・・というか、刺すのではないかと恐れる人が多いのが現状だと思います。
下のリンクにも紹介しましたDEUTSCHLAND.deのサイトにも「全世界がBeeのことを心配している The whole world is worried about bees」とありますが、日本は心配していない・・・というか、そもそもみんながそういう現実を知らないのではないかとさえ思います。
日本が心配しなくていい状況なのではありません。私たちはこの地に定住してエンジェルファームを設立した2002年以来、この庭を観察していますが、あきらかにミツバチは減少しています。化学肥料、農薬、除草剤をいっさい使わない私たちの庭でさえそうです。
しかも去年、ショッキングな情報が流れていました。「ミツバチ98・9%ウイルスに感染 初の全国調査 日本養蜂協会」(2020年3月9日 日本農業新聞) 。けれど奇妙なことにマスコミはこの情報に口を閉ざし、情報が国民に共有されていません。
日本も緊急に花蜂たちの保護を考え行動しなくてはならない現状があるにもかかわらず、なぜか「World Bee Day」のこともマスコミは取り上げないし、企業も自治体も大学も国も参加していません。インターネット上にほんの少しの情報が流れているだけ・・・
そこで今、世界がBeeに対して、どのような取り組みを始めているのか、自分でリサーチすることにしました。とりあえずは“World Bee Day”リンク集のようなものになるのかも知れません。少しづつ情報を集めていきます。ともかく私たちも何らかの方法で参加したいと思います。5月20日です。


» 2020年5月20日「世界ミツバチの日」、ローマを拠点とするFAOは「虫のホテル insect hotels」の創設を奨励。







» ゲラン、養蜂活動においてユネスコとのパートナーシップを発表・・・日本では、在来種である“ニホンミツバチ”の保護活動を支援(2019年10月24日Newsweek日本版)





